自営業というのは働いたぶんだけ収入につながる魅力もありますが、その逆に、うまくいかない時は家族の生活さえ苦しいものになってしまいます。
もちろん、夫が病気になったりすれば、その期間は働くことができないのですから大変です。そういう不安定な状況を「安心」に変えるには、会社員より多めの保障額を設定することが大切です。

なによりも重視したいのが、万が一の死亡保障。すでに終身保険に入っていたらそれは継続し、収入保障保険や逓減定期保険などで、残された家族の生活を支える準備をしましょう。というのも、会社員の家庭には遺族基礎年金に加え遺族厚生年金も支給されますが、自営業の家庭で子供がいない、子供が高校を卒業している場合は、遺族基礎年金は給付されないからです。

また、会社員は休業中にそれまでの給料の3分の2が支給される傷病手当金がありますが、国民健康保険にはありません。病気で働けなくなったときの収入確保のためにも、医療保障も手厚くしておくべきです。